「余命4年」私の人生

明日やろうはバカやろう!

【第36話】 「誰に売る ?」~ペルソナ設定編~

■成功するコンセプト3大チエック項目

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コンセプトが決まりつつあります。

一方で、「誰に売る ?」という重大なポイントも見逃せません。

 

その前に前回の復習です(私への忘備録のつもりでおさらいさせて下さい)

 

  • 「失う」と「得る」売れるコンテンツはどっち?

結論は 「失う」の方でした。(理由は第35話参照)

そこで、私のジャンルを「人間関係(特に 職場や仲間関係)」にしました。

人間関係が悪化すると「失う」ものも深刻です。

・職を失いたくない。

・生活費を失う

・住居を失う

・生涯孤独・・・

 

①市場があるかどうか?

⇒人間関係は、「三大悩み」の1つの大市場で需要の多さはリサーチせずとも実証済です

②自分の専門(得意・関心)分野 であるか?

⇒私自身がもがき苦しんだテーマで壁を乗り越えてきた悩みなのでコンテンツとして最適

③自分の価値観と合致しているか?

⇒弱点も強みも生まれつきの才能。それに気づき好きなで生きて欲しいを伝え教えたい。

元気、勇気と共に。自分流のライフスタイルを広めたい。 

 

以上で、コンセプトが決定!というわけではありません。

ようやく準備段階に入れたというか、まだスタートラインにさえ入ってない状況ですね。

 

あと、何が足りないのか?

  

■過去の自分を「ペルソナ」に設定してみる

 
大きくわけて次の2つが重要ポイントです。

①ターゲットは?(誰に?)

② 差別化(他のコンテンツや商品と何が違うのか?商品のウリは?)

 

当たり前なことですが、これが一番難しい。

今回は、特に「①ターゲット」について検証したいと思います。

 

あまり業界用語や専門用語を使いたくはないのですが、「ターゲット」の要素をさらに細分化した「ペルソナ」という用語を使わせて頂きます。

 

ちなみに「ペルソナ」と「ターゲット」の違いは、ターゲットなら「30代の男性」と「層」を設定するのに対して架空の個別顧客(あたかも実在しているような人物)を設定。年齢、性別、居住地、職業、家族構成、趣味や嗜好、価値観や行動パターンまで、かなり詳細に設定します。

私の場合は、過去の自分をペルソナとしました。

まさに「どんぴしゃ」というか実在の人物ですからね。17年前ですから時代背景を考慮する必要もありますが (笑)

 

★ペルソナ設定                                                                          

【Before】「過去の自分(悩み)」                                                          

①首都圏の大手旅行会社勤務。35歳独身。旅と鉄道が好きで、

念願の旅行会社に就職して12年。しかし、学生時代「いじめ」のトラウマから抜け出せず、対人恐怖症気味(人見知り、あがり症)の為、上司、同僚、取引先、ツアーのお客様とのコミュニケーションが取れないいつも緊張している社員でした。

②なんとか克服しようと、自己啓発、ビジネス本を中心にセミナーの参加や本を読み漁り、ノウハウを知り得た直後は、熱く盛り上がるも、行動に移せない人間だった。向上心は人一倍あるのだが・・・    

③そんなある日、オーストラリアに添乗員としてツアー客を案内中、団体航空券45枚(全員分)を紛失してしまった。またある時は、企画書の計上ミスで200万以上の赤字収支をたたき出し、クビ寸前で、地方の営業所へ飛ばされることに・・・

④自動車免許もない、方言もわからない慣れない地方での一人暮らし。過度のストレスで、暴飲暴食で体重が90キロ超えの肥満となり、酒、タバコに依存せざるを得ない毎日。あろうことか、自転車で帰宅途中、酔ってドブ川に飛び落ち、救急車で運ばれ、全治1か月の大怪我で顔を3針縫う羽目に。「人生終わってる人間は私みたいな者を言うのであろう」と、生涯孤独な人生を覚悟した。(食べさせてもらえるのなら「社畜」で上等だ)と。会社は辞めたいが、辞めてどうする?自問自答の繰り返す毎日。週末でさえ気が休まらない。「月曜日が憂鬱」で仕方がなかった。

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【人生のターニングポイント】悩みの壁を破る(解決への突破口)⇒コンセプトのヒント


①私の唯一の特技は、絵を描くこと。好きなことは「旅と鉄道」。日本全国8割以上の鉄道に乗った。

「絵画×旅と鉄道」をテーマに「水彩色鉛筆」で鉄道の風景画を黙々と描き続けていた。友達ゼロで孤独だった為、私には時間がたっぷりあった。そのうち、写真と見間違うほど絵画が上達し、少しずつではあるが自信が芽生え始めた。

②鉄道の風景画を15枚描き上げた頃、転勤先(山形県)に走っていたローカル鉄道の駅で絵画展を実施。人っ子一人いない静かな無人駅に立った時、何故か「絶望」でなく「希望」が沸々と沸き起こった。(よし、この無人駅にたくさんの人を呼び込もう)と。大好きな 鉄道の為ならと最初の一歩を踏み出したのだ。

③ゴール(目標)設定が決まるとアイデアがどんどん湧いて来た。絵画を展示すると同時に「昔懐かしい駄菓子屋さん」も出店。オロナミンCなどの懐かしいホーロー看板や昭和レトログッズなどを組み立て式のテントを改造して作った小屋に飾り、本物の駄菓子も販売した。「くじ引き」「射的」「ダーツ」「ビー玉「おはじき」「メンコ」「ベーゴマ」・・・週末に出没する怪しい「駄菓子やさん」に子供達が集まってきた。子供が集まれば大人も来る。懐かしいので、おじいちゃんおばあちゃんも来る三世代が集まるイベントに育って行った。絵画もついでに観賞して頂き、絵葉書も販売した。絵を描いてくれという注文も頂くようになった。

④ダメな私にも「小さな奇跡」が起こり始めたのだ。新聞・テレビにも紹介されるようになり、イベントの目玉にしたいと声がかかるようになった。そこで、自分の車を改造して電車の色を塗り「移動駄菓子や美術館」として、週末は駄菓子屋、平日は旅行会社の2足のわらじを履いた。灰色だった世界が色鉛筆で塗り重ねたようにカラフルに輝いて見えるようになった。「私の活動を楽しんでくれる人がいる!」気が付いたら日本全国30都道府県のイベントに協力させて頂いた。

⑤一番嬉しかったことは、移動美術館発祥の駅がある地元の商店街の店主たちが、私のことをかわいがってくれたことである。飲み会にも声かけてくれ、そのローカル鉄道の本業の旅行企画をすることになり、「ローカル線応援ツアー」に協力してくれた。結果、バス30台1500名のツアー客が集まった。自分の趣味と仕事がコラボしたことで、ココロが満たされ、「気を内向き⇒外向きに転換」したことでパラダイムシフトが起きた。

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【After】理想の姿 (ターニングポイント以来~現在)                                                                                 

①過去、対人恐怖症気味で悩み苦しんでいた、あの私が、講演実績300回以上、マスコミ取材会社も含め500回以上、20kg のダイエット、禁煙・禁酒にも成功した。 

②当時勤めていた営業所(旅行会社)の数字も相乗効果で売り上げが急上昇し年商20億円を達成。

社長賞2年連続受賞し営業所長へ昇格した。

③さらに、大きな奇跡が起きる。応援していた鉄道会社が社長を公募することになり大好きな鉄道会社の社長に!この私が?一枚の絵画が、ここまでの奇跡を起こしたのである。

④「月曜日が憂鬱な人生」⇒現在は「曜日感覚すら感じさせないほどココロが満たされ」旅と鉄道や仲間に恵まれながら好きなことで生きている。念願だった「商業出版」の夢も叶った

⑤現在の私は、独立起業し全国の観光と鉄道のコンサルティングと人材育成の会社を起業し6年目となる。旅と鉄道と仲間に囲まれ旅をしながら好きなことで生きられるようになった。

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以上が、ペルソナ設定です。

次回は、このペルソナが欲しがるようなコンテンツについて検証し「差別化」について

作戦を練ろうと思います。